散歩の惨事

ただ家の周りをぐるぐるしたり、スーパーへのお散歩も飽きたので、隣町のスターバックスへの散歩を試みる。出かける前に地図をちらっと見たものの、隣町の部分は載ってなかったんで、いまいちルートを決められず、まぁ見つからなかったら引き帰ろうと軽い気持ちで出発。確か午後4時前?Pの車の運転では(大通りを行くから違うコースだけど)何度も行ったことがあるし、家からスターバックスの方向へ住宅街の道を斜めに突っ切ったら近くまで行けるはずだと思ってた。結構歩いたけどスタバのある大通りに出ないから諦めて引き戻ろうとしていたところで、見慣れた道を2ブロック横に発見。無事スタバに到着。中でアイスティーを飲んでいたら、偶然Pからtel。私がスタバに行けた事を喜んでた。Kazuはずっと眠ってたけど、起きて泣き出したのでスタバを後にする。

来た道をしっかり覚えてなかったけど、なんとなく帰れば家に辿り着くかなと思って結構歩いたけど、なんと信じられないことに堂々巡りをしていることに気付く。あせってPに電話。今いるストリートを伝えて、シンプルな近道を教えてもらう。またスタバに逆戻りでここから出発。この時すでにKazuは大泣き。早歩きで歩くけど泣き止まなくて、それもかなり激しく泣き出したから、立ち止まって彼を抱き上げるものの、住宅街で座るところも泣くそのまままたストローラーへ。

道順通り行ったつもりだったけど、家の近くのゴルフ場が横手に見えたと思って右に曲がったのが運のつきだったらしい。(P曰く、ゴルフ場ではあり得なくて、プレイグラウンドのはずらしい)何か違うかも?と思いながらも歩いて、いくども歩けど家の近くには行き着かないからまたPに電話。オフィスの電話には出ないから携帯へ電話すると出る。また私が迷ってしまったことにすごく呆れつつも、現在地を聞いてくれる。が、彼の見ている地図には載ってないという。1ブロック先を歩いて見ると車が激しい大通りが見えたから、そこに出て見ると…。見慣れた道。もうここがどこか、お馬鹿な私でもわかった。家の前の道なんて何十ブロック?も通り越していた。

やっと自分がどこにいるか安心したものの、家を出てから結構時間が経っていてKazuの状態も心配だった。ただただ家に向かってストローラーを押す。やっと家の前の道に到着。疲労困憊。なんだか山で道に迷ってしまったように感じる。自分の方向音痴さに嫌気がさす。もうこんなKazuを危険にさらすような真似は絶対にしまいと心に誓う。家に着いたのは午後6時半。2時間半程ストローラーを押しての歩き尽くめだった。Kazuをストローラーから抱き上げて何度も謝る。おむつを替えて、おっぱいを与えてやっと一息。Pに電話で報告すると、私が辿ったルートに呆れてた。でも今度3人で一緒に散歩に行って道を確認しようと言う彼は、なんと心の広い人間なんだろう…。

夜ベッドに横たわっても足がすごく疲れてる。靴ずれもできてたけど、自業自得。Kazuは朝の5時まで通しで眠ってくれた。彼もきっと疲れていたんでしょう。トラウマにならないといいけど…。